2023年9月28日木曜日

4年生のゼミ論文テーマ

4年生ゼミ生にゼミ論文のテーマについてプレゼンしてもらいました。とりあえず今のところのタイトルですが、以下の通りです。
  • ファッションにおけるSNSマーケティングと流行
  • 男女におけるSNS利用の違い
  • Instagramが与える人格形成への影響
  • ネット炎上の変化
  • 芸能人・YouTuber・インフルエンサーの影響力
  • 教育において学生たちは生成AIとどのようにつきあっていくべきか
  • ChatGPTを用いてみる ~現代の若者の「質問力」「要約力」~
  • 戦時中のメディアが国民に与える影響
  • 北陸新幹線沿線の観光促進
  • 志摩スペイン村におけるコラボイベントが消費者に与えた影響
昨年度と同様にSNS関連が多いですが、生成AIに関心を持っている学生も出てきました。
4年2期は各自、調査や制作を行い、ゼミ論文としてまとめてもらいます。また、中間報告や最終発表を行ってゼミメンバー間で情報共有や議論をしてもらいます。
また、昨年度まではWordで執筆してもらいましたが、今年度からはGoogleドキュメントに変更しました。メンバー間で相互に論文を読んで、校正したりコメントを書いてもらったりする予定です。

擬人化企業X(旧Twitter)アカウントの分析

ソーシャルメディアの分析を数回にわたって行っていきます。
今回は擬人化企業X(旧Twitter)アカウントの分析を行いました。いわゆる“中の人”と呼ばれる広報担当者がゆるい運営をしているアカウントのことです。

調査したのは、以下の項目です。自発ツイートは、リプライでもリツイートでもないツイートのことです。

  • リプライの割合
  • リツイートの割合
  • 自発ツイートのテキスト文字数の平均値
  • 自発ツイートにURLが含まれている割合

シャープのアカウントを例に、分析の仕方を説明しました。昨年度まではR言語でツイートを収集していましたがマスクさんのおかげで使えなくなったので、今回は「ついすぽ」を使いました。少し面倒かなとは思いましたが、無事作業ができました。ただ、閲覧ツイート数の制限がかかるので、以前と比べると演習がしずらくなりました。分析はExcelで行いました。今回は、Excelでのフィルターや簡単な関数で行える範囲の分析です。この結果、擬人化アカウントであるシャープのアカウントではリプライの割合が高く、フォロワーとのやり取りを頻繁に行っていることが分かりました。

なお、この調査では、以下の学会発表を参考にしています。

  • 片山桜、土方嘉徳:「Twitterにおける擬人化企業アカウントの特徴分析」、第5回計算社会科学ワークショップ(CSSJ2021)

2023年9月21日木曜日

Webとソーシャルメディアの課題図書

2期の3年生ゼミでは、まずWebとソーシャルメディア関連の課題図書を分担して読んでもらい、内容を紹介するプレゼンをしてもらいます。今回は、その分担を決めました。
課題図書は以下のものです。書籍によって、一部の章または一冊全部を担当します。
  • 『検証 東日本大震災の流言・デマ』、荻上チキ 著、光文社、2011年
  • 『フェイクニュースを科学する  拡散するデマ、陰謀論、プロパガンダのしくみ』、笹原和俊 著、化学同人、2018年
  • 『暴走するネット広告 1兆8000億円市場の落とし穴』、NHK取材班 著、NHK出版新書、2019年
  • 『ネット炎上の研究 誰があおり、どう対処するのか』、田中辰雄・山口真一 著、勁草書房、2016年
  • 『ネットは社会を分断しない』、田中辰雄、浜屋敏 著、KADOKAWA、2019年
どれも良い本ですので、ゼミ生には是非全冊読んでもらいたいものです。